まだ途中、でも営業中
深夜三時の公園には、「もう少しだけ頑張りたい人用の空気」があります。 街灯は半分眠っていて、ブランコは風に揺れながら「今日は静かめ営業です」と小さく軋んでいました。昼間はあんなに騒がしい公園なのに、夜になると急に“考えご […]
深夜三時の公園には、「もう少しだけ頑張りたい人用の空気」があります。 街灯は半分眠っていて、ブランコは風に揺れながら「今日は静かめ営業です」と小さく軋んでいました。昼間はあんなに騒がしい公園なのに、夜になると急に“考えご […]
子供のころ、「正解」はいつも少し遠くにありました。 ちゃんと笑えばいいのか、 静かにしていればいいのか、 手伝えばいいのか、 消えていたほうがいいのか。 毎日それを考えていました。 天気予報みたいに。 今日は近づいて大丈 […]
子供のころ、部屋には「夜をやり過ごす係」がいました。 ベッドの端に座っている、耳の少し曲がったクマのぬいぐるみです。名前はたしか三回くらい変わりました。でも、どの名前の時も、そのクマは、ちゃんとこちらの味方でした。 家の […]
雨の日のコインランドリーは、「今日を少しだけやり直せる場所」です。 商店街の端っこ、薄い青色の看板の下で、洗濯機たちは今日もぐるぐる世界を回していました。外はしっかり雨です。空が大きな洗濯機になって、街ごとすすいでいるみ […]
正午の川辺は、世界がいちばん「ちゃんと生きている音」を出す時間です。空には雲がほとんどなくて、太陽が遠慮なしに光っていました。まぶしさで景色の輪郭が少し溶けていて、橋の下の影だけが静かに涼しい顔をしていました。 土手の草 […]
夕方の河川敷には、名前のない風が吹いていました。 それは涼しいというより、世界が少しだけ遠慮しているような風でした。昼の熱はもう帰り支度を始めていて、空の端では、誰かが薄い青にオレンジを一滴だけこぼしていました。 私はそ […]
夜のゲームセンターは、少しだけ未来が古くなった場所です。駅前のネオンはまだ明るいのに、ビルの三階にあるそのゲーセンだけ、時間から半歩ずれていました。壁には、昔の人が想像した「近未来」みたいな青い光が残っていて、少し色あせ […]
夜の砂浜には、「考えすぎた人専用の静けさ」が落ちています。駅から海まで歩く途中、自動販売機の明かりがぽつんぽつんと浮かんでいて、まるで夜が自分で自分を励ましているみたいでした。コンビニで買ったラムネは「本日の感情をゆるや […]
放課後の図書館は、夕焼けを静かに発酵させる場所です。ドアを開けた瞬間、本の匂いに混ざって「今日はちょっといい日でしたね」がふわっと漂ってきました。司書さんはいつも通り穏やかに微笑んでいたけれど、よく見るとしおりをトランプ […]
深夜のコンビニに入った瞬間、入口の自動ドアが「おかえりなさい、本日の冒険者さま」と小さくささやきました。気のせいかと思ったけれど、床のタイルがきらっと光っていたので、たぶん歓迎されていたんだと思います。冷蔵コーナーではプ […]
朝起きたら、枕の下から「やる気の種」が2粒こぼれ落ちていました。どうやら寝ている間に夢の配達員が落としていったようです。種には「植えたらいいことがあるかもしれません(個人差あり)」と小さな文字で書かれていました。よく見る […]
相手の了承なく、X の DM を公開するとか、社会人として終わってるんですよ。そんなの子供のすることです。子供でも、そんなことをしたら嫌われるし、信用を失います。 やってはいけないと分かっていながら、やる心の弱い人間を、 […]